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上場審査のための社内規程は、ほぼゼロから作成すると思った方が良い。

上場準備で議事録、組織にある程度めどが立ったら、次には規程を整備します。
機関決定の議事録整備、組織整備、規程整備が最初の第一段階だと思ってください。
この3つを仕上げるのに約3か月かかります。どんなに早い会社でも2か月半ですね。
規程は大きく、基本規程、組織規程、人事規程、業務規程、厚生関係と別れ、整備はこの順番に行っていきます。

先ず基本規程の定款は、業務の種類で、現状行っていない事業、これからも行わないであろう事業は削除したほうが望ましいです。証券会社から何をやりたい会社なのかわからないというコメントが来ます。そして、業務の中に、許認可が要るものでまだ行っていないものがあれば、先ず削除となります。(酒類販売免許など)

次に組織規程関連ですが、先ず組織規程で、職位職階の役割を明記し、業務分掌規程で、各部の業務の内容を記載します。各部の詳細はこの業務分掌規程に記載され、部を新設、改廃するのもこの業務分掌規程に則り行われます。そして組織規程で一番重要なのが、職務権限規程です。

何故ならこの職務権限を理解し、正しく運営すること自体が、上場会社になるために一番重要なことだからです。

これは実質、稟議承認の権限を規程しているものであり、どのような内容ならだれが決裁するのかというのがわかる規程です。更に重要なのはこの職務権限を一覧表にすることであり、この一覧表があるかないかで審査の印象がかなり違いますし、一覧表を作成出来ることで、この発行体は「仕事をわかっている」と思われます。

規程はこの職務権限規程までを整備するのにおそらく2か月くらいかかります。
ここまでやれば、概ね会社が事業運営していく上での、必要なるルールは織り込んでいるので、かなり実務がやりやすくなると思われます。

しかし現実はベンチャー企業ではほとんど規程なしで仕事をしていると思った方が良いのが過去の経験です。

実際の規程作業はこんな感じです。最初規程の有無を示そうと思いましたが、

あまりにも無いものが多いので、やめました。赤は新規に追加入れたものです。

規程のフォーマットが無いと、3ヶ月でも難しい作業かもしれません。

担当部署とぶつかることもありますから、コミュニケーション能力も必要になります。

明日以降、個別規程を詳細に見ていきます。

【お知らせ】

今月より、3回コースでケップルアカデミー様のスタートアップM&Aのコースで弊社代表の田中がお話させていただきます。個別の参加も可能です。

ご参加お待ちしております。






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ジェイ・キャピタル・パートナーズ 【公式】

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