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実は「Moon shot 」の当初の意味は今とは違っていたという話。

 
今日は、ちょうど50年前、
アポロ11号が月に着陸した記念すべき日である。【米国時間】

「ムーンショット」という言葉は、今は「遠くの目標を果敢に挑戦する」的な意味合いで使われているが、実は当初は違っていた。

それを知ったのは、
 
日本の工業デザイナーの第一人者である奥山清行氏の講演
「ムーンショットデザイン幸福論」の書き起こしだった。

非常に長い書き起こしだが、
その講演のライブ感が余すことなく書き起こされており、
読んだ後、しばらくはその感動に身震いしたものだった。 
趣旨としては、奥山氏がフェラーリのデザイナーだった時、
モンテゼーモロ会長が彼らのチームが描いた10年ぶりの新車、
エンツォ・フェラーリのデザインが全く気に入らないので、
もうお前らクビだ的な状況になっていた時、
とっさに奥山氏とその上司が、
奥山氏が以前から描いていた別のデザインを見せたところ、

「なんだ。お前らできてるじゃねえか。やりなさいよ。これ。」

と即決だったという話である。

 僕が言いたいのはふたつ。ひとつには、その時この絵を準備してなかったら、僕らはおそらく一生この車の日の目を見ることはなかっただろうし、そのチャンスを生かすこともできなかった。

いつ来るか分からない15分のために、常に準備をしているのがプロで、来ないかもしれないからと言って準備をしないのがアマチュア。それだけの違いだと思います。プロとアマチュアというのはそんな小さい違いだと思ってます。


そしてもうひとつ、僕の上司は僕がこの絵を描いてたことを知ってたんですね。そういう信頼関係というか、よく周りの人間のことを見ていて、万が一のために誰を使うか、どういう風にその15分を生かせるかということを見ていた僕の上司もすばらしいという風に思います。今でも友達です。 

他にもいろいろと示唆深い話が多いのだがムーンショットの話に戻す。
奥山氏が言うムーンショットとは
 

ムーンショットというのは、「That's a moonshot」とか「He is in the moonshot shell」とか言うとですね、月に向かって鉄砲を撃つ、と。初速と同じスピードで弾が落ちてきて自分に当たって危険だとか、あるいは絶対届くわけがないということで、不可能で危険なことに挑戦する馬鹿なやつだという言葉の意味だったんです。

「That's a moonshot」って言うと「また馬鹿なことやってるな」と。

でもアポロ計画で月面に11号が着陸した後、ディスカバリーチャンネルがムーンショットっていう番組を作りました。要は、不可能だと思われても、それに向かって夢を持って努力すれば、それはかなうんだ、と。その可能性はあるんだという意味に変わってきたのがムーンショットっていう言葉です。 


アポロ11号をきっかけにムーンショットという意味が変わったということに、
とても感慨深いものがある。

 
そしてまた、今改めて「ムーンショット」よろしく、
spacetech 隆盛となり、嬉しい限りだ。

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