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戦略の前提要素は、市場環境、競争ポジション、事業構造だが、現実にはこの3つが完全に一致することはほとんどない。

事業構造分析の全体像

このマップでは3C分析は1,2,3なので、バリューチェーンの分析は4,5の話になります。基本的には、デューデリジェンスに入る前に1,2,3を分析した上で、この発行体を買収することにメリットがあるとの前提で置いたうえで、4,5に入ります。

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そして、事業構造分析はあくまでも目的達成のためのツールであることを認識する必要があります。

常に本質的な戦略課題を抽出し、業績に影響を与えるドライバーを抽出することを念頭に置いておくことが必要であり、アカデミックな研究、分析のための分析にならないように注意する必要があります。

ましてや、事業計画の妥当性や戦略課題の抽出、それに対する打ち手に影響を及ぼさない論点を深堀りするのは、無意味です。

ビジネスデューデリジェンスは限られた時間・コストの中で実施されるため、無駄な作業を極力減らし、効率的かつ効果的に行うことが重要になります。

経営における勝ち負けはシェアではなく、儲かるか儲からないかです。

戦略を考える前提要素は、市場環境、競争ポジション、事業構造の理解ですが、現実にはこの3つが完全に一致することはほとんどありません。

市場がサチレイトしているかもしれないし、圧倒的な競合がいるかもしれない、若しくはコスト構造上、規模が効かないかもしれません。

その場合、何かを捨てるしかありません。

長期的に企業価値を極大化したいなら、先ずはエコノミクス、市場、競争に関する客観的な事実に基づき、合理的に発想する必要があります。

やはりこの買収では勝てないと合理的に思うのであれば、場合によっては買収を止める勇気も必要です。

そう言った意味では、M&A担当者は、経営者と同程度の胆力も必要なのです。

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ジェイ・キャピタル・パートナーズ 【公式】

ジェイ・キャピタル・パートナーズ株式会社の公式noteです。 プリンシパル(直接)投資と、M&Aアドバイザリー、IPOコンサルなどを行なっています。

#M&Aまとめ

最近は大企業同士のM&Aだけでなく、 コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)も盛んだけど、ベンチャー企業のデューデリジェンスや、株価算定、 条件交渉はどうしたら良いのだろう? そんな疑問にM&Aの入り口の話から、 して行きたいと思います、
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